ジャルディの苦悩…からの解放
その日もなんとか道路の坂道発進をせずにいけるルートを
イメージして決定してカミサンの実家に行って
夜帰宅もルートを考えながら走っていたら
ルートを間違えたようなので停まって地図を見て
再出発しようと思うと、エンジンが掛からない。
普段から始動は困難だったが今回は違う。スターターが空回りしてる。
コレはまずい。
カミサンを運転席に座らせなんとか押しがけしようと試みるも
やはり重く、かつ調子の悪いエンジンではなかなか掛からず
しばしの格闘の末、命の危険を感じるに至って
諦めレッカーを要請。
飛んできてくれたレッカー会社の方は
チンクを何度も運んだ事があるとのことで安心てお任せすることに。
ただ24時間以内に修理工場に運ばなくてはならないとのことなので
急遽連絡してオートマイスターさん所に緊急入庫することに。
家族はもう電車に乗って帰宅出来るような時間ではなかった為
保険屋さんのOKでタクシーを拾って帰宅する事に。
で、そのタクシーの運転手さん曰く
「今日昼頃にxx辺りを西に向かって走ってたでしょ?
お見かけしましたよ。珍しいクルマが走ってるなーって」
悪いことは絶対に出来ません…
で、3月中は混んでてどうにもならんと聞いてたのですが
ちょっと手が空いたタイミングで診ることができたそう。
その後の展開はオートマイスターさんトコのブログにて。
おそらく膨大な(←大袈裟)板金費用が予想され
見なかった事にしていたリアドアのヒンジのところもこのように。
板金屋さんの見事な作業のお陰で復旧。
予算聞かれたときに結構シンドイ旨お伝えしたところ
正直とんでもない安値でやって頂けました。
儲けなしだそうで。本格的なレストア時に仕事頂戴ね!のサービスだそうです。
本当にありがとうございました。
よって予想よりずいぶん早めに帰宅して参りました。
おかえり。
積載車から降ろす時に始動したコイツのエンジン音は
今まで聞いたことないような音を奏でておりました。
なんともスムーズ。
たった20mほど移動させて駐車場に入れただけなのですが
もう、全く別の車に乗ってるような感覚。
あまりにも違うので、次の日、雨がパラつく中
我慢できず給油に向かいました。
いままで必死にアクセルを踏みこんでいたのが染み付いてるので
同じ感覚でアクセル踏むと飛び出してしまう。
あぶないあぶない。
また2速でもどんどん車速が落ちてきてた坂で3速で加速する。
これは購入以来感じたことのなかった感覚。
ふと気づくとあっという間に60kmに到達
ほとんど活用できなかった4速にあっさり入れられる。
最高に調子いい。
普通の500ccってこんなに走るのね。
そりゃ今時の軽に比べたら全然走らんだろうけど
少なくとも日常で坂が登れず困り、道を選んで帰るなんてことはせずに済みそう。
まあ上りが遅いのは仕様なので
仕方ないと諦めて下さい、後ろ走るクルマさん!(←伝わらねーよ)。
さあて。コイツとこの春、どこに行こうか。