いじりゃー RETURNS

以前はてなダイアリーで書いてたのですが出戻ってきました。

屋久島覚書き

屋久島に関する自分の為の覚書きを書いておきます。
関西発で屋久島行く場合で、料金はあくまで2007年10月現在のモノです。
<アクセス>
飛行機
鹿児島にて乗り継ぎ。現時点で伊丹8時発、鹿児島10時半発の11時過ぎ屋久島空港着。
10月は「先得」利用で伊丹〜鹿児島 片道\12000程度
            鹿児島〜屋久島 片道\10000程度
合計往復約44000円/人。海外行けそう。

飛行機〜高速船乗り継ぎの場合 
鹿児島空港〜鹿児島港間のバス移動で運賃1200円、1時間弱かかる。鹿児島空港到着が9:15なのでロケット・トッピ−共に到着は午後13〜14時の便にしか乗れないので初日が殆ど遊べない。フェリーは次の日になる。あまりお勧めではない。
 
高速バス〜高速船乗り継ぎの場合
梅田前日の晩20:00発、翌朝7:30頃天文館到着。徒歩移動で9:10発のロケットに乗れるので屋久島には11時ごろ到着。(トッピ−は10:20発で13時着)途中鹿児島空港で乗り継げば飛行機の8時頃発屋久島行きにも乗れる。これだと9時頃に屋久島到着できる。料金的に見ても徒歩だとあまりフェリーに乗る意味は無い。
運賃は 阪急バス:梅田〜天文館 片道 12000円、往復 21000円
      高速船:ロケット 片道 5000円 往復 9000円
          トッピ− 片道 7000円 往復 12600円
          フェリー 往復 10400円
     飛行機:先得で8:25発便 片道 9000円(復路9700円)
到着初日も満喫するなら行きだけ飛行機乗り継ぎもいいかもしれない。金額的には夜行バス+ロケットが安く、早めに現地入りできる。往復で30000円ちょうど。その他バスはナンバ発の近鉄もある。
結論として、飛行機なら飛行機同士乗り継ぎ、
       バスならバス→ロケット乗り継ぎ
        あるいはバス→飛行機乗り継ぎ
がよさそう。

 注意事項
ガイドさんの話によると高速船は波の高さが4mを超えるようになると欠航しやすいようです。とくにトッピーよりロケットの方が欠航が多いようです。帰りは特に注意しておいて、飛行機やロケット→トッピ−への切り替え、あるいはひとつ前の便に早める、などの柔軟な対応をする為に波の情報はチェックすることを忘れないようにした方がいいようです。

<現地での移動>
バスの一日乗車券が登場し2000円、二日券なら3000円だそうです。
ひとりならこちらの方がいいでしょう。ただ便数がかなり限られているので注意が必要です。エコの観点で言えばバス移動がいいでしょう。
二人以上なら利便性で行くとレンタカーで軽自動車を借りる方がお得ですね。24時間で5500円程度、9時間で4000円程度。燃費は20km/リットル位でガソリンは大阪より20円程高めの設定です。また現地のレンタカーは宮之浦周辺の宿(!)、空港、港などで乗捨てが可能の所も多いのでかなり便利です。
ただし2007年10月現在では、荒川登山口は道路が崩れてバスでしか行けなくなっています。(崩れている手前までバス、そこから徒歩で崩れた先でまたバスに乗換えるカタチ)なのでレンタカーの借り方は検討が必要です。
 
<宿泊>
素泊まりの宿が多いです。3000円位〜
スーパーも2・3軒あり、宮之浦周辺では夜9〜10頃まで開いているのでレンタカーなら離れた宿で自炊でも困らないかもしれません。コインランドリーも見かけます。

<トレッキング>
ヤクスギランドや白谷雲水峡散策なら個人で行っても大丈夫そうですが、お気軽にスニーカーで手ぶらなんかだと大変な思いをするかもしれません。雨具は必携ですし、革靴はやめた方がいいです。結構いましたけど。雨が降るときの量は尋常じゃありません。下着も何もかもズブ濡れで携帯もポケットの中で水没しそうな勢いです。白谷雲水峡では原生林歩道を通ると沢を4箇所ほど渡りますので激流になり、甘く見ると帰って来れなくなります。
日帰り縄文杉登山はバスが荒川登山口到着6:00、終バスが17:00発です(2007年10月現在荒川登山口は道が崖崩れの為にマイカー、レンタカーでは行けません)。一番早い人で縄文杉到着が9時半頃でしょうか。約2時間の範囲で人がかたまって移動するようなカタチです。連休とかだと常に人だらけ(GWなんかだと1000人、3連休で500人位が登山)、記念写真撮る順番待ち、大株歩道前の女子トイレも列をなしてる(登山客の6割以上が女性)状態です。10時位までに大株歩道に入れなければおそらく終バスには間に合わない為、現地の他のガイドさんは自分の受けもち以外のお客さんでも無線で連絡を取り合って管理しています。ガイドさんにリタイアを諭された場合は素直に従いましょう。
登山道は基本的に登り優先だそうです。なので、いち早く登った場合は色々満喫できますが、下りるのはなかなか大変です。遅く登った場合は殆ど人だらけ、ウィルソン株ならまだしも、大王杉や夫婦杉は広場が無い為止まって見ることもままなりません。
トロッコ道は江戸時代の人が杉を切って、また再生した小杉達を今度は昭和の時代にまた切ってトロッコで運びだした後の杉で、樹齢数十年のものが殆どですので見る所はあまりありません。屋久島の歴史を学ぶにはいいエリアです。
世界自然遺産の島ですが、世界遺産のエリアは大株歩道の上の方のごく一部と島の西側が広範囲です。
このようなことを考えると、とりあえず縄文杉見てきた、って記念にはなると思いますが、憧れて憧れて訪れた人は日帰りだと人によってはガッカリするかもしれません。日帰りで20km、また次の日に白谷雲水峡を太鼓岩まで登る、なんて考えているなら、それなりに装備は必要ですが、体力的にも満足度でも宿泊登山すべきです。全て人の流れと逆の行動をとれ、貴重な体験になることうけ合いです。小屋泊やテント泊が全く受け付けない人には勧めませんが。

順次加筆します。