デジタル VS フィルム...クダラナイ。
この際だから、勝手にデジカメとフィルムカメラについて
私が考えている事を身勝手に書いてみようと思う。
もうコレだけデジカメが普及した今、デジカメvs銀塩なんて
議論自体がナンセンスだとは思うし
議論し尽くされた感があるが
私もデジカメにいづれ切り替えなければならない時が来ると思っている。
インフラのことだけでもなく。
正直デジイチは持っていない。
手放した。いまのところ必要とも感じていない。
でも機会があればもう一度欲しいと思っている。
単に私が今、フィルムフォトにハマっているだけの事だ。
なのでフィルムフォトを別に人に強く勧める気もない。
値下がりの早いデジイチは、今手に入れてもなかなか持ち出せず
そのうち価値が半減するのが勿体無いと思うから。
フォーマットが小さくて解放F値が大きい暗いキットレンズを使うと
せっかく高いカメラを買っても被写界深度の深いシャープな写真が撮れてしまうので
コンデジから一歩踏み出そうと思う人の大半が考えてるであろう
キレイにバックのぼけた主題強調の写真を撮れるか、と言うと
そうじゃないと思う。
かといってじゃあ解放F値の小さいレンズをすすめられるか、というと
金額と大きさで買う気になってもらえるか、と言えばむずかしいと思う。
その意味では(デジカメに対して)フォーマットが大きく、解放F値の小さいレンズで
コンパクトなものを金額的に手軽に始められるフィルムフォトを
(特に家を探せばタダで始められそうな事も含め)
試す事は悪くないんじゃないかと思う。
よく、銀塩派がデジタルの撮り方について
ムダ打ちが多いだとか丁寧に撮ってないとか言う意見をする人がいるが
実際そうなんだろうか?
純粋なデジカメ世代はそう多くはないだろう。
ならそれまでフィルム代現像代が頭をよぎり
シャッターを切る事を躊躇していた人がどれだけ居ただろう。
カメラマンやソレを志す人以外
その分今まで撮れてなかったフォトを撮ることが出来る機会が
確実に増えているのではないだろうか。
撮影枚数が多いのが悪い事だとは全く思わない。
連射も然り。
トリミングだってレタッチだって今まで銀塩では手軽に出来なかったから
そういう文化が無かっただけ。
そうは思いませんか?
ただ、だからといって銀塩派のアタマが硬いだけか
というとそうでもないと思う。
話は違うが姉はエレクトーンを習っていた。
しかし、あるレベルまでいくと、
ピアノをしていた人に比べて楽に鍵盤を押せるエレクトーンでは
鍵盤を叩いて弾くピアノ奏者からの転向組に比べて劣る部分が有る、と
ピアノを始めた。
同じ事がカメラにも言えるとは思う。
デジカメではもっと撮影できるフォトが多いのもこれまた事実。
結局のところ
ソレゾレ決めつけは良くないんじゃない?
といったところか。
それぞれの論点が微妙にずれている感じがする。
じゃお前はどうなんだ、という話だが
元々デジカメを買い換えるつもりが
予算的な理由が一番で銀塩に目覚めた。
ただそれがことのほか楽しかったというかなんというか...。
デジタルは設定出来る部分が多岐にわたるため
撮影時に調整する要因が多すぎて撮影に集中出来ないというか
そんな個人的な点が大きい。
銀塩だとフィルム入れた時点で
感度もホワイトバランスも決まってしまう。
後はピントと絞り(露出)だけなので
考えるのを放棄してるといえばそう。
今はソレがしっくりきてる。
また銀塩を知ってしまったが為に
その先に”自家現像”や”手焼き”という
知らない世界が広がっている事を知った。
例えはおかしいかもしれないが
CDではなくレコードに針を落とすのもまたおつなものである。
可聴周波数帯域を越えたところの音に意味がないのかは
ちゃんと聴いたらわかってくる。
どちらがいいかは聴くシチュエーションによるところも大きい。
知らないか知ってるかで比べれば
両方知ってるにこしたことはない。
カメラにも同じ事が言えるんじゃないか、と思っているので
暫くは銀塩にハマってみようと思う。
でもなんだかんだ言っても
今、マイクロフォーサーズに大注目!
節操がない....かな?