いじりゃー RETURNS

以前はてなダイアリーで書いてたのですが出戻ってきました。

んで、RICOH CADDYのお話なんですが

無駄な前フリが長くなってしまいました。
で本題のRICOH CADDYなんですが。
当然買えそうにないくらいプレミアついている
Pen-Wの代わりといえばCADDYがかわいそうなんですが
私が一番なじめる画角の35mm相当のハーフサイズカメラだ、というのが
手に入れた一番の理由。
PenーFT用のレンズなんかだと、25mmF2.8なんて、平気で5万円。
買えないっす。
まあ、それで、SMCタクマー24mmF3.5を買って結構気に入ってたのだけれど
やっぱりファインダーが暗めなのと、ボディ1台で遣い回す訳だし
25mmのレンズ付いてるのが欲しくなったんです。
オートハーフは本が出て値段が上昇傾向だし固定焦点でEEだと結構不便。
作画意図を多少なりとも反映できるマニュアル機を探すと
ハーフだともうPen-WとCADDYしかないんですよ。
 

 
手に入れて文字通り小躍りしてた訳なんですが
その日のウチにシャッターフリーズ。
意を決して底蓋開けて、出所不明のバネを摘出、まではしてたのですが
結局それから、触らずに1時間ほど置くと
必ずフリーズするという状態になってしまい
その度に底蓋を開けて、なんてこと外でできない。
店に持っていったら2週間は帰ってこないだろうし...。
悩んだ結果、あの摘出したバネのせいだと嫌なので
気になって仕方がないのでとうとう...


 




 
 
この状態に...。
CADDYは主な機構はほとんど底部に集中。
噛んでるのはシャッターユニットっぽい。
以前に分解されていたようでネジは硬くなく外れていき
軍幹部も外したけれど、ウラのねじを外すだけで
レンズ〜シャッター〜絞りのユニットがゴッゾリ外れる。
貼り革も剥がさずに済むという、超整備性のいい作り。

サクサクと2枚羽根のシャッターまで分解
擦り合う部分がとっても多くて結構粘っていた事が判る。
シッカリ脱脂して、エンピツ塗り。
再組立で動きは軽くなった。
さほど悩まず組立たが
前玉回転式のピント位置が判らん!
マークを付けて分解したものの、何回転したかハッキリ覚えてない上に
エンピツでマークしたのを手で消してしまい
全くわからんので仕方なくピント合わせをする事に。
まともなルーペを持ってなかった事に気づく。
で、トレーシングペーパーを買ってきて必死に無限遠あわせようとするが
いくら覗いても無限遠なんてちっさくて見えん。
さんざん悩んだ挙げ句、わからないので
仕方なく最短の1mでピント合わせ。
怪しい。
またまた悩んだ結果、CADDYとE-410を三脚に乗せ
CADDYのフイルム側トレーシングペーパーを
E-410標準ズーム最短距離でライブビュー10倍表示で
ぎりぎりなんとかピントが見えたのでそこでピント合わせ。
さ〜て、無限遠が出てるんだかどうだか。

ところで、買ってすぐフイルム入れて距離チェック撮りして
その後途中で抜いてPen-D2に入れて試写したのが
現像上がってきたので見てみると
最短1mの時に1.5mにピント...合ってねーじゃん。
もう。
マーク消えてなかったって、意味なかったのか...。
ちょっとガッカリ。信用したじゃないか。
しかし前のオーナー、手に負えなくなって手放したんじゃねーのか???
ファインダーのハーフミラーにも拭き傷あるしなぁ。
カメラ屋のオヤジさん、知ってる人からだから買ったって言ってたけど。

只今試写中。
ファインダーはもう少しクリアにしたいなぁ、暗いのはいいけど。
あと...今度はシャッターチャージ不良が多少出てくる。
ん−。
もう少し、手直ししなきゃな。