スピードメーターを解析してみる
我がTDRは原付二種登録をしている。
ま、ほぼノーマルなんだけどね。
え?何故かって?それ以上聞かないでよ。
で、その関係上、道路の流れに乗って走って
検挙されることは無いのだけれど
ビミョーな速度で走る遅い車を抜かそうと思った時に
困ったことが起こる。
高速走る大型車と一緒で
抜く方も上限速度があるもんだから
相対速度が少なすぎていつまでも抜けない。
かえって危ない気がしてしまう。
ま、抜かなきゃいいんだけどね。
また流れが60+αkmの時に困る。
がんがんせき止めてしまう。
いいんだけどイラチのドライバーが
強引に被せてきたり...で関西の気質を感じる事になる。
それだけならまだいいけれど、リミッタが働くと
狭いパワーバンドを外してしまい
失速が大きくとにかく走りにくい。
なのでその2点を解消するべく
リミッターカットをしたい。
だがしかし、売ってない。なぜなら古い不人気車だから。
ググるとすばらしい情報もあり
TDR80のCDIを使うらしい。
約7~8年前の情報で4000円しなかったその部品は
2010年の今ではパーツ全体の値上げで6000円弱!タッケー。
なので、更にググって情報を見つけた。それがこれ⇩
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
解除手順
・Step1
エンジン停止時にCDI側の「緑/赤」と「黒」の線が繋がった2極配線コネクタを外して
車体側のコネクタの「緑/赤」と「黒」の間の抵抗値を測定してください。
テスター測定レンジはKΩで測定終わったら、元に戻してください。
・Step2
速度メーターから出てる「緑/赤」の配線
(60kmを超えるとマイナスと短絡するスイッチ)を
4極コネクタ(アッパーカウル内に存在)のメーター側で切断して
コネクタに残った(車体側)「緑/赤」配線と
近傍に有る「黒」の配線の間に
Step1にて測定した抵抗値と同等値の抵抗を接続してください。
メーター側に残った配線「緑/赤」はテーピングで絶縁してください。←これは重要でない。
絶縁で重要なのは「緑/赤」と「黒」が直接短絡しない事が大切です。
短絡すると、リミッターが常時掛かったままになります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
しかし、なにか気になる。
情報を送ってるのはスピードメーター側なのに、なぜ車体側の抵抗値測るんだ?
60km超えると緑赤と黒はショート?
本当かなぁ。
なのでスピードメーター外してみた。
裏側を見ると、配線は
緑赤、黒、オレンジ、茶色、赤黄、青の6種類。
黒はGNDだろう。青はバックライトに入ってる。
赤黄と茶の線が水温警告灯に入ってる。
でオレンジはメーター表側から見ると
60km/h側から出てきて速度警告灯に入っていく。
また速度警告灯から茶が出てきて、水温警告灯の茶とも繋がっている。
って事は、この茶色線はエンジンを切るような情報を送ってる?
で色々テスター当てて調べてみた。
なにもしない状態では
まず緑赤と黒線は抵抗値0。ショートしてんじゃん。
緑赤とオレンジ線は内部では繋がってなく抵抗値∞。当然茶色線も。
気になるのでバラそうとしたが
当たり前にバラせないので、ドリル持ってきて
軸を回してみた。そうすると...
緑赤と黒は、2.8kΩの抵抗値に変化。メーター振り切ってもそれ以上変化なし。
緑赤とオレンジ、茶それぞれ警告灯がつく速度になると
波形の信号でも出すようで、オレンジ:10kΩ~∞、茶:30kΩ〜∞を行ったり来たり。
ただ、60km/hを超えたからといってその辺りに変化はない。
...って事は?
リミッターは波形信号を感知したら効くものの
60km/h超えの判断はメーターではしていないと思われ。
となると、ギアと回転数で速度を判断して、波形信号と両方で失火の命令をしてるんじゃ?
ってことは、やっぱりCDIの緑白線が重要なのでは...?
しかし、速度警告灯からの茶色線は外してもいいんじゃね?
速度警告なしの範囲では∞なんだし。
それと緑赤線を切って抵抗繋がなくても
そこでは速度超過の判断はしていないので
走ってるかどうか、だけだな。
ただ...メーターケーブル、切れたら走らないってことね。
出先で切れたら困ったもんだな。
以上メーターの解析終わり。
しかし、なんとなく、なんとかなる気がしてきた。
まずは、普通に乗れるようになってからの話だな。
早く直そう...。