勢い余って以前手に入れたMobileGear for Docomo。
大昔に私が使っていたのはWinCE版のMobileGear2 for Docomoの方。
初代のこいつはDOS版なので全く違うってのは解っていたのだけれど
まあ私はあまりFEPに対する強いコダワリは無いので
(ATOKも入れたり入れなかったりだから)
大丈夫だと思っていた。実際そのまま使っていたのだから。
しかし...どうもしっくりこない感じが続いていた。
なので微妙に持ち出す回数が減っていき
結局お試しで構築したDOS環境もそれ程使わず
知らないうちに電池切れ、初期状態に戻っていた。
もう一回構築も面倒だな、と思っていて
オークションでもモバギ2のモノクロモデルばかりチェックしたり
やっぱりポメラをチェックしたりしていた。
それで。
実際何が引っ掛かって持ち出すのが減ったか考えてみた。
変換がバカなのか?・・・ま、それは最初からわかっていた事。
ネット上どこ探してもこれはイイ、なんて書いてるの見たこと無い。
BootCampでMS-IMEを使ってる身にすると、そんなに極端にバカ
という印象がある訳でもない。
...わかった。
キーの使い方等がどうも違うみたい。
私の打ち方はローマ字打ちで、そのまま打ってF6〜F10を使って
半角英数にしたり、カタカナにしたり、という使い方。
あとはCTRL+CとかVとかAとかを使う事が多いようだ。
それに文節変換して、変なところで区切った誤変換をした時に
区切りを変更するために、Shift+カーソルを使っている。
それがいったいATOK風なのかMS-IME風なのかも理解していないが
その使い方に馴染んでしまった。
さらに前はワープロなど使っていた自分としては
会社でも自分専用機を必ず使うとも限らないし
今の仕事でも人のマシンを使うことが多少あるので
ユーザー辞書とか、自分向けのキー配置とかに馴染んでしまうと
人様のマシンで使う場合にとてもストレスを感じてしまうために
あえて全くそのあたり使い込んでIMEを鍛える
なんてこともしてこなかった。それが一番汎用性が高い使い方だから。
なのでDOSモバにも順応できると思っていた。
しかし、コイツは曲者だった。
何が、って、そう、SHIFT+カーソルが利かない。
カーソルだけでいけるみたいだが、範囲を変えても変換がとてもしにくい。
変換範囲の移動ができなかったりできたり。
使い方がよく分からん。
でかつ、カーソルが改行マークを越えて移動し
無駄にカーソル操作をすることが多く、どうもストレスが溜まる。
そこで前回のC1VJにPuppyLinux導入と相成った訳なのですが
こいつも何とか出来んものかと思案していた。
VZ+ATOKが最高!なんて書込みも見るけれど
いま2010年を迎えた状態でVzもATOKもDOS版なんか手に入らない。
なにかいい方法はないものだろうかと
いろいろと探ってみるものの、フリーのFEPなどはほとんど手に入らず。
(WXP、というのが手に入るみたいだが、何か相性が悪いみたいですし)
そこでPocketBSD構築して、PuppyLinuxで意外と快適だった
Anthyを入れられないものか、と色々と画策してみた。
PocketBSDの構築なんて、とってもお手軽にまとめられていて
とーっても簡単!!!
なのですが...。
構築してみたものの、エディタですらどうやって起動したらいいかもわからず
私には全く歯が立たない事がわかりました。
どんだけ調べても超初心者向けのHowToなんて書いたページがなく...。
最新のFEPの導入なんてとてもとても...。
なのであえなく断念。
次に仕方なくDOSで検討。
エディタ変えれば操作性が変わるのかと思って
なんとかかんとかもう一度DOS化してVzの下位互換、というjedを導入してみた。
カーソルの動きはなんとかなったものの、結局Shift+カーソルの範囲指定は出来ず。
こればっかりはFEPを変えねばどうにもならん、と思い
またもや色々と探しまわるも、結局もう2010年ではどうにもならん
と思いだしましたが、コイツのキーの感触、それからモノクロ液晶の視認性は
正直なところモバギ2よりは上な気がして
(バックライトが付いてたのは良かったんだけれど)
まあ店頭て触ったポメラの液晶はもっと見易かったけど
キーボードはDOSモバの勝ち!と思えた。
なので、今でもできる方法、といえば...一つだけあった。
200LXのページ見てて思った。そう、”MS-IME”だ。
C1VJにはPuppyを導入してしまった為、WinMEを二度と使うことはない。
こいつをこれに使っても、ライセンス的には問題ないだろう。
という判断で、なんとか導入出来ないものか画策してみた。
しかし、200LXでの導入方法を書かれたページは見つかるけれど
DOSモバに関しては全くもって書いてない。
第一そんな最近DOSモバを話題にあげているところは
ほとんどがポメラ発売に絡んで死蔵品を引っ張りだしてみた、的なモノばかり。
あとはずーっと使い続けてる方々。
どちらも参考にならない。仕方なく200LXのページをあさり
導入出来るか格闘してみた。
大変。
本気でブッ潰してやろうかと思うくらいに上手くいかない。
しかし、要は私にはDOSの知識もない、それだけの事。
仕方なく、DOSモバ購入時に買っておいたDOSの本を開き読んで
かつ、ネット上でそのコマンドについて書いてあるページを片っ端から調べ
キーが動くようになり、なんとかひらがな、カタカナの変換まで
出来るようになり、と進み
ようやく漢字変換も出来るようになりました!!!
うれしい。
こいつはPuppy導入よりも長い道のりだった。
そこで容量は小さいですが
Memory Stick DuoにDOS環境を移してみました。
これでマクドから、クリエTH55経由でブログにアップもできるし
Evernoteにほりこむ事も出来る。ありがたい。
それともう一つ。
標準ワープロで文章を保存すると
勝手にファイル名付けられて中身がわからなかったが
DOSのエディタを使うとファイル名を自分で付けられる。
ま、半角英数8文字までだけど。なんか懐かしい気分。
もう長くなってしまったので
次回にその苦労した導入方法について書いてみようと思います。
ふぅ。
でもうれしい。
この文章もDOSモバのjed上で書いているけれど
MS-IMEでも私的には十分普通に書ける、という印象。
普段どんなマシンで書いてるんだか。 ねぇ。