自己修理？

昨日仕事で外出ついでに
試写の続きをしようとME-superを持ち出しました。

．．．いきなり３回連続シャッターチャージ不良．．．。

だから前のオーナー手放したのかもしれません。

でも諦めないぞ！手に入れたからは。

値段考えるとＯＨに出す勇気もないので
．．．やっぱり自分で開腹手術かな？
執刀医が執刀医だからなぁ。不安。

これまで色んなものを分解したりしてきたけれど
ことカメラに興味が行きだしてから常に頭にある事があるんです。

昔、今は亡き父が使っていたNew CanonetQL-17。
むかしのオレを撮ってくれていたカメラ。何度か撮らせてもらった。
どうも露出計が壊れたのを修理出来ないといわれたらしく
（長年使ってもう部品がないっていうことね）
仕方が無いから新しいカメラ買おうかなぁ、って切なそうな顔で言ってた。
で、新しく買ったのは確かサムライだったはずなんだけど
その時に使えない事もないからってQL-17貰ったんです。
でも使い方が判らなくて（マニュアル露出、しかもカンだし）
そのまま放ったらかして、ジャンク箱のような所に入れてしまってたんです。
　
後日（だいぶ後）に回収されてました。
　
その時はもう壊れたものだしって位の感覚で貰ったんだと思います。
でも父にとって（というかその当時のカメラって）
給料の何ヶ月分って投資をして姉とオレを撮る為に買った
（さすがにQL-17はそこまで高くはなかったかな。）
大事な大事な、想い出の詰まったカメラだった訳です。
そんなモノに対しての自分の扱いの悪さを非常に後悔していて
その事を父にちゃんと謝る前に他界した事がまだ引っかかってるんです。
　
だから。
最近のプラッキーなカメラとかの普及機クラスには
あまり感じないんだけど
古い金属の壊れた銀塩カメラを入手する機会があると
それを自分の手で再生出来るものなのか、ってのを考えてしまう。
扱いが悪かった個体ならまだしも
故障しててもキレイなモノをどうしても探すので
ソコに前のオーナーの想いが詰まってるんじゃないか
これでその人の家族の笑顔をイッパイ写真におさめてきたのに
故障により泣く泣く手放したんではないか
なんて考えてしまうんです。
完動品は単に買換えで手放したか修理されたか、ってことだろうし
ちょっと壊れたモノはそうではない部分があるんじゃないか、と思うと
自分の手に依ってその子にトドメを刺してしまいやしないか
　
安易に分解した、あー壊れちゃった、安かったからいいか、ゴミだな、捨てよっ。
　
なんて事にならないように、分解時には非常に緊張する。
だから。QL-17は自分のせいで前玉に傷があるので
ドナーが見つかるまで、またウデを上げるまで置いている。
キレイな個体は見つかるが、それをドナーにするのは忍びないので。
でもなんとか自分で修理したいと思っている。
プロに任せるのもそれはそれでいいんだけどね。
今のところ、自分での本体修理はPen-D2だけなので
何とか救えている。良かった。

てことで、
ME-super、どうしようかなぁ。
　
有難いお話を頂いたCOSINAの20mmと19-35zoomの値段を
不覚にもチェックしてしまい（新品が9500円と8500円だった）
昨日から心が揺らいでいる私でした．．．。
　
いかんいかん。
ME-superとTamronの52BB買ったとこだ。