先日大丸梅田店で中古カメラ市があったのでそそくさと行ってきた。
いやぁ、別に大きな目的があった訳やないですが
出来ればなかなかお目にかかれないフードやフィルター類
あるいは以前からなかなかお目にかかれない
チノンのカメラなんかがあったりしたらいいなあなんて淡い期待をして行った訳です。
しかし...やっぱライカがいっぱい。わかってたけど。
あとニコンもたくさん。でペンFV後塗りブラックや
”希少Pen-Sブラック(リペイント)”(←希少って接頭語おかしくないか??)や
8万円を越えるPen-Wが2台も置いてあるお店もあったりして
まあ目の保養にはいいわけです。さんざんくまなく見て回ったあと
結局そこでかったモノは
...B50ー55mm変換リング、でした。
いやあ、なんでこんなもんがいるのか?って話なんですが
カメラにハマるほど、色々と考えてしまう訳でして
まぁ正常進化していくと最新機種にのめり込みフルサイズデジ一眼なんて方向か
懐古主義的な進化を遂げればライカなんて方向になっていくのが普通なのかもしれませんが
そうでない人たちは高画質を求めて中判へとサイズアップしたりする訳です。
当然前者2つは普通にすれば30万円コースでして
最も安い路線にしてもだいたい15万円コース。
そこでまぁ、私は3番目のステップを踏む方向へ行ってまして
実は6月頃に某世界的オークションサイトで落札したのがこれなんです。
ず〜〜っと気になっていたハッセルブラッド500C/Mです。
見ていてきれいなハッセル君が全然入札も無く安値で流れていきそうだったので
思わず入札してしまった。国内相場の半額近い金額だったので。
よく読んだら”惜しい事にレンズの中玉に汚れがある”と書いてある。見落としていた。
失敗したぁ、と思い仕方なく受け取って、ダメなら右から左と思っていたが
受け取ってみると、ファインダーのリベットが一つ外れているだけで
外装は革の縮みもなく磨くと本当に新品同様な感じ。
確かにT*レンズの中には結露汚れがあるみたい。
意を決して分解してみる...案外簡単に前群が外れ、その奥に結露汚れ
北米からだったのでカビもなくきれ〜〜〜にとれました。
う〜ん。前のオーナー、殆ど使ってなかったんじゃ?って位。
さすがにこれは右から左って訳にはいかず、またまた使っていないレンズや
過去に買い漁った無駄なもの達を処分しまくって
どうにかこうにかカードの引き落としまでには追加投資1万円程に。
カミサンのお許しが出てなんとか機材の一員に加わって頂きました。
そこで試しにフィルム入れて1本撮ってみたら...フィルムの装着ミスで未露光...。
今までと全く違う使い勝手には戸惑うばかりではあるけれど
ファインダー覗くだけでウットリ、ってみんな言うのがよく判る。
やっぱり中判はスゲー。
とんでもない写真が撮れんじゃないかという幻想を抱かしてくれて
夏の山口〜福岡ケチケチ旅行と法事兼寄り道の島根に連れて行った訳です。
そのうちもう一つの方でアップしようかと思っているのですが
やっぱり幻想は幻想でして...イマイチの写真ばかりです。それが現実。
まぁ、これから馴染んでいこうと。