いじりゃー RETURNS

以前はてなダイアリーで書いてたのですが出戻ってきました。

E-410について思うこと

多少使ってみたところで
なんでなかなか持ち出そうと思わないのか。
フォーマットのせいでボケが弱いせいかと思っていたが
好きな画角は銀塩で35mm。
特に背景をぼかす目的の焦点距離ではない。
 
E-410に標準ズームを着けてとりあえずシャッターを切るけど
どちらかというと”広角好き”なクセに
一番望遠側の42mmまでクルクルとズームを回してしまう。
なんで?と自分でも思っていた。
 
ふと、使っている人なんかにはしごく当たり前の事に今更気づいた。
 
わかっていることだがファインダーは狭い。
仕様を見ると
”視野率 / 倍率 約95%/約0.92倍 (50mm 無限遠)”
マグニファイヤーで1.2倍だから掛け算すると現状1.1倍なんですね。
同じく狭いファインダーのPen-FTを調べると
ファインダー倍率は0.79倍らしい。
なんだ、E-410の方がいいんやん、と思いきや
ここに気づいてなかったトリックが。
Penの標準レンズは38mmなんです。自分のは40mmですけど。
この38mm(35mm版換算1.4倍で53mm)で0.79倍なんですね。
ところがE-410は50mmでマグニ装着1.1倍。
あら?オレの標準ズームって14〜42mmだぞ?
んじゃ1.1倍出てないやん。範囲外だし。
35mm版ならフォーサーズ50mmは換算2倍だから100mm相当。
そんなところで比べても...。
 
それで気づいたんです。ズームをクルクル回してしまう訳。
なにげに目で見る状態に近づけてしまっていたんです。
ファインダーそのものの大きさは関係ないんですね。
 
35mmフイルムで好きな画角の35〜40mmは
目で見えるのよりチョイ広い画角で
引き切れないとかがなくて馴染みやすいんです。
50mmだとちょっと望遠なんですよね、目視より。
ところが好きな画角換算値35mmはE-410なら18mm付近。
かなりキツイ近視のメガネかけさせてもらった時のような違和感があるんですね。
Pen-FTで20mm(換算28mm)より24mm(換算36mm)が気に入るのも
実は同じ理由かもしれない。
 
競合する値段のモノでは
ちなみにK100Dなら 0.85倍(50mm・∞ 換算1.5倍で75mm)K10Dは0.95倍
     EOS20Dなら 0.9倍(50mm・∞ 換算1.6倍で80mm)40Dは0.95倍、kissデジXなら0.8倍
       D40Xなら 0.80倍(50mm・∞換算1.5倍で75mm)D300は0.94倍
さらに   E-3なら 1.15倍(50mm・∞換算2倍で100mm)
これを単純計算していいものかわからないが換算50mm時で考えると
K100D 0.57倍 K10D 0.63倍
EOS20D 0.56倍 KissデジX 0.5倍 EOS40D 0.59倍
D40X  0.53倍 D300 0.63倍
E-410 0.46倍 E-3  0.58倍
となる。こうやって見ると
ひとつ上のクラスならばマグニファイヤ装着でPen-FTとあまり変らない
(ちょっと小さいけどおおよそ0.72倍前後)”実質の”ファインダー倍率になるのね。
 
う〜ん、これは難しい問題だな。
いろいろ書いたが自分の感覚でファインダー覗いて馴染めるのはフォーマットに関係なく24mm位まで、なのかもしれない。
E-410ポートレート専門で考えるべきなのか。
(ちゃうやろ、慣れるか買い換えるかやろって?)