いじりゃー RETURNS

以前はてなダイアリーで書いてたのですが出戻ってきました。

DOS版モバイルギア(ドコモバ)での環境構築 2010

DOSモバでのDOSの環境構築は

昔使っていて、ソフトが手元にある、という人は

今でも手放せない位いいマシンに仕立てることができるでしょうけど

VzエディタもATOKも手に入らない今、新たに始めるとなると

かなり難しい状況にあります。

NECAIで我慢して使うのもいいのですが、それだけではちょっとツライですね。

カーソルは際限なく動くし文節変換して変換の区切りを変えるのに

カーソル動かしても前半の変換を確定して後半の変換、という作業がとても難しい。

出来る時と出来ない時とあったりして(私が使いこなしてないだけ?)

母艦と操作が異なるとややこしくなって使ってられない。

かといってATOKDOS版はオークションを眺めていて出てきたとしても

ポメラが買えてしまう値段まで上昇してしまいますので現実的ではない。

なのでよっぽどDOSで使うことが必要な人以外

今から改めてDOSモバを使おうという人には、投資に意味が無い気がします。

そこでナイモノネダリはヤメにして

この際多少バカでもカーソルが改行マークより後には移動せず

シフトで変換範囲を変えられる、という操作性だけでも実現すれば

かなり使えるマシンとなるだろうと

MS-IMEを導入して環境構築をしてみた、というオハナシです。

これでモバ2とやっと肩を並べただけ、とも言えますが。

Sany2006

いきなり打ち間違って”もも”になってますね。気にせずに、

さて作業手順を書いてみましょう。

あくまで一発DOS化キットを適用している前提です。

また、私のした方法ですので環境に合わせて変えてください。

それと、私はDOSに関してド素人です。

偶然今稼働しているだけかもしれません。

必要ないこともしてるかもしれません。

自己責任でお願いします。

私の場合はカードにDOS環境を構築しているので

カードのドライブAに構築していきます。

まず。母艦上で。Winの方が望ましいかな?

ライセンス上、問題のないDOS or Win95〜MEを用意。

(実験してみたところXPのものでは動きませんでした。

 Win2000はどうなんだろう…。)

その中から

msime.sys、msimek.sys,msimed.sys、msimekey.exe、msimekey.ini

それと辞書ファイル msimer.dic、msime.dic(.dosの場合は.dicに変更)

を用意。

それから、MS-IMEを機能させてくれるファイル

 

Dmyfont.sys

 

MG-Libさんのページよりダウンロード。

私の場合、カードのAドライブ直下に"MSIME"フォルダを新規作成して

その中に上記のファイルを全て入れる。

次にDATA→UTYフォルダ内のADDDEV.EXE、DELDEV.EXE、MGDISP2.SYSを

"MSIME"フォルダにコピー。

次はエディタを使います。

DEVICE = A:¥MSIME¥Dmyfont.sys

DEVICE = A:¥MSIME¥MGDISP2.SYS /V2

DEVICE = A:¥MSIME¥MSIMEK.SYS /A1

DEVICE = A:¥MSIME¥MSIME.SYS /A1 /N /Q3 /D*A:¥MSIME¥MSIMER.DIC /DA:¥MSIME¥MSIME.DIC(←上の行の続きです)

と記述して(ディレクトリは適宜読み変えてください)

”MSIME.DEV”と名前を付けて保存。これも”MSIME”フォルダ内に入れる。

その次にBATファイルを作成。

同じくエディタで

mgoff -s

mgalt -s -c

a:¥MSIME¥adddev MSIME.DEV

と記述して”ms.bat"名で保存。それも”MSIME”フォルダ内に入れる。

それで今度はDATA→DOSフォルダ内のDOS.BATを編集。

できればDOS.BATファイルはコピーをとっておいて下さい。

そのなかの14〜15行目あたりの

(DOS構築が本体内ならディレクトリの記述が違います)

”a:¥data¥uty¥adddev a:¥DATA¥DOS¥UTY¥NECAI.dev”とその次の行

”a:¥DATA¥UTY¥mgai -u sysattr=133003 echoattr=203013 >nul”の前に

"Rem”を追記してNECAIを無効化します。

その次の行あたりに

a:¥MSIME¥addev a:¥MSIME¥msime.dev

と記述して保存。

その後は私の場合、カード上にDOS環境を構築しておりますので

そのまま挿して、リセットボタンを押して再起動

UNISHELLからDOSに降りてエディタを起動した後に

変換キーを押すとMS-IMEが起動するはず。

ここまでたどり着くのに相当時間がかかりました。

DOSの事はほとんどわかっていないもので

ネット上のDOS指南のページとか

古本屋さんで買ってきたDOSの本をにらめっこしながらだと

結局この環境構築に3日位かかってしまいました。

何度やってもキー入力を受け付けず

やっとカーソルが動くようになっても

辞書指定をしていないことが理解できずに

平仮名カタカナ変換しかできなかったりして

本気でブッ壊してやろうかと思いましたが

なんとか動くようになって

うれしくてうれしくてパカパカとブログの文章(この文章)を

打ってみたら、以前よりずっと快適に打てるようになりました。

ただ、まだCTRL+Cなどのキー操作が出来ていません。

どうなんだろう。

10年以上経った今でもこうやって使える機械に出来るような

ソフトを開発した上に未だにダウンロードさせて頂ける事が

非常にありがたい事です。諸先輩方に感謝!

でも必要なファイルは早い目に確保しとくべきでしょう。

しかし、次の日...この続きはまた。