いじりゃー RETURNS

以前はてなダイアリーで書いてたのですが出戻ってきました。

プラカメ!part4

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自分が決めたプラカメの定義に照らし合わせると

定価が越えてたんだけれど、とりあえず紹介してみましょう。

KYOCERA SAMURAI x3.0 です。

 

今まで紹介してきたプラカメはココ2年以内に手に入れたものですから

自分を撮って貰ったなどの想い出カメラではないですが

コイツは純粋に昔使わせてもらっていたカメラ。

発売は1987年で、高校生当時友人と遊びに行った時に使った記憶があるので

おそらく発売されて割と早い段階で父親が購入したのでしょう。

正直、ハーフの写真と言うのは、デジカメのない当時

金銭的にあまり余裕のない高校生には結構有難いモノで

何気にパシャパシャ撮ってもいい安心感があったのですが

画質がどうとかいうような代物ではなかったように思っていた。

もしかすると当時のフィルムとDPEの問題なのかもしれない。

小6〜中学時代の一番一眼レフが欲しかった時に買えなかった私は

高校生になって友人の影響でバイクが欲しくなっていて

カメラに対する興味を失っている期間であった為

コイツを使って真剣に何か撮ろうなんて思わなかった、というのもある。

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今あらためて見ると...デカイなぁ。

同じ京セラのTscopeと並べると約2倍の大きさ。で撮れる画像は半分。

OLYMPUS PENを知ってしまった今となっては持ち歩く気が失せる大きさ。

でも当時はこの縦型のデザインは斬新で

3倍ズームと相まって結構人気があったようだ。

さすがにカッコイイ、とまでは思わないが

今見てもこれはこれでいいような気がする。

持った時の感じは割と馴染みやすく良く考えられてると思う。

 

Sany1010

レンズは25mm~75mm(35mm換算値 35〜106mm)

1:3.5~4.3 のKYOCERA ZOOM LENS。

ここをちゃんとCarl Zeiss銘で作っていれば

今でも人気があったかもしれない。

ただ、13群14枚の割と豪華仕様で開放値も割と明るめ。

シャッター速度は2~1/500秒のプログラムAE。秒2コマの連写。

まあ頑張っていた方でしょう。

その後のSAMURAI Zシリーズではコンパクト化と4.5コマの連写やら

Z2に至っては多重露光やインターバル撮影など

かなりの豪華装備になっていますがコイツは割とシンプル。

ただ視度補正も付いていたりして細かい所は気を遣っているよう。

 

ハーフサイズの一眼としては

PEN-Fに並ぶ位頑張っているのだろうけれど

レンズ固定でプラカメ、ってところに

その後の扱いに違いがあるような気がする。

実際ファインダーを覗いてボケを確認出来るかというと...?

一眼であるよりも、コンパクトを優先した方が

今となっては正解だった気がするが

当時のマーケット的には割と成功だったのかもしれない。

 

この縦型デザインの為、ステレオ写真家には2台寄せて置けるため

重宝されていたりするようだ。

 

もう10年以上、15~6年は放置されていたのじゃないかな?

試しに撮ってみようかな。